正社員の求人

新卒より中途採用が有利?

就職活動

正社員

正社員は特に期間の定めのない雇用形態で、個人と企業とが直接雇用契約を結ぶことになりますが特に何もなければ定年まで終身雇用となります。 何年間その企業に勤めているか(勤続年数)やどれだけ仕事をこなして企業に貢献しているか(能力)によって昇格していき、給与は月給制がほとんどで固定額の 基本給にそこから各種手当てや残業代を上乗せして支給されます。 それ以外にも業績がよければボーナスが支給されたり退職時には退職金がもらえたり、アルバイトよりも長期間にわたり多くの収入を得ることができるでしょう。 そのため学生がアルバイトを探す、主婦がパートを探すといったケースでなければ基本的にはバイトやパートよりも正社員での雇用を目指すべきで、 そのためにも求人広告ではどのような雇用形態での募集なのかをしっかり確認しなければなりません。 正社員になりたいのに、面白そうな業種の求人があったから応募したけど面接で話を聞いたらアルバイトのみの募集だった、1日4時間のパートタイムの募集だった、 では困ったことになってしまいます。 最初はアルバイトとして勤務していてもそのうち能力を認められて正社員として雇用されるケースもありますが、全ての求人が正社員に繋がるわけではありませんし、 やはり応募する時点でどのような雇用形態なのかを確認しなければダメでしょう。 正社員は長期間勤続が前提になりますが健康保険や厚生年金、雇用保険などの福利厚生も充実しており、安心して仕事をする環境が用意されています。 真面目に勤務して会社も順調に利益を出していれば定年まで毎月お給料がもらえるので安定した収入が見込め、ローンを組むこともできるでしょう。

アルバイト

アルバイト・パートタイムは臨時的に短期間あるいは短時間の勤務で雇用される者のことで、学生のアルバイトや主婦のパートがイメージしやすいでしょう。 面接時や雇用時にあらかじめ期間を定めて契約を結ぶケースがほとんどで、このふたつに大きな違いはほとんどありませんが、 一般的にパートタイムは通常労働者(正社員など)の所定労働時間のうち一定時間(例:正社員が1日8時間勤務だとしたら4時間)を就業すること、 アルバイトは臨時的に就業することと区別しています。ちなみにパートタイム労働法では「短時間労働者」と名付けられています。 同じ事業所に勤務する正社員よりも労働時間は短くなり、お給料も少なくなります。 パートタイム労働者を雇用する者(社長さん)はパートタイム労働法に基づいて公正な待遇の確保や正社員への転換などに取り組むことが義務付けられていますが、 正社員に比べると待遇面では劣ってしまうのが現状でしょう。 何年何十年と会社のために働いてくれる予定の正社員と、来年にはいなくなっているかもしれないアルバイトを同じ待遇で扱うというのも無理が生じるので仕方の無いことかもしれませんが、 立場としてはアルバイトが一番下になってしまいます。 毎日・毎週・毎月の勤務時間も正社員より短いので正社員ほど業務内容を理解しておらず、職場では正社員の指示に従う形にならざるを得ませんし、 何か問題を起こした場合も正社員よりも簡単に雇用契約を解除されてしまいます。 その逆に退社する場合も簡単にやめることができますし、無断欠勤を続けていつの間にかやめてしまう、という若者のアルバイターも多いようです。 社員に比べて責任というものがあまりないのがアルバイト、となるのでしょうか。

契約社員

契約社員は6ヶ月や1年間などあらかじめ期間を決めて雇用する形態です。 一回の契約期間は原則として最長3年間となっており、期間満了後には雇用関係を終わらせるか、あるいは双方の合意があれば契約を更新することになります。 その時は継続ではなく更新となるので、新たに契約を結びなおすことになります。 特にお互いに申し出がない場合は自動的に労働契約は終了となりますし、雇用される側がもっと働きたい、契約期間は今月末までだけれど来月以降もここで働かせて欲しい、 と願っても雇用する企業側がそれを拒めば雇用関係は終わってしまいます。 契約期間内は社員としての待遇や立場、お給料は保障されますが、それ以後のことは何一つ保障されませんので、先の事まで考えるとあまり安心の出来ない雇用形態になるかもしれませんが、 契約社員は専門分野に多い形態なので同じような企業で次の契約を結んで職場を移る、という人もいるようです。 雇用期間内は正社員と同じような立場になりますが、この期間でこれだけの報酬になるというのは最初の契約で決められ、退職金やボーナスも基本的にはありません。 これだけの期間正社員として雇います、その間の報酬はこれだけです、期間満了後はフリーです、というのが契約社員で、決められた期間が終われば雇用契約も終わるので 雇用する側としては正社員よりも人員の調整がしやすくなりますし、雇用される側からしたら転職しやすくなります。 扱いが正社員と同等なので雇用保険などの福利厚生も充実していますが、契約が満了して退社するときの扱いは会社都合の解雇にはならないので、 失業保険を受給するためには3ヶ月の待機期間が必要になります。それでも3ヶ月待てば給付されるので充分とも言えるでしょう。